こんにちは、ウェディングムービーシュシュです。
以前のコラムで、たくさんの忌み言葉を紹介しました。とはいっても、「この言葉を使ってはいけない」というもので、中には「言いたいことがあってもうまく言えない」という悩みを抱えてしまったかもしれません。
▶ 前回コラム「【忌み言葉】結婚式プロフィールムービーのNGワード集」はこちら
スピーチや結婚式のプロフィールムービー。
たくさんの言葉を考えなければならないので、頭を悩ませてしまうでしょう。
以前のコラムで、確かに忌み言葉や場にそぐわない言葉に囚われすぎるのもよくないと言いました。それは、書きたいことが書けずゲストの皆様への感謝の気持ちが薄らいでしまうのなら、という前置きがあってこそ。
では、結婚式プロフィールムービーのコメントやスピーチなどで、いかに“出来る限り”場にふさわしくない言葉を使わないようにするか。
それは「言い換え」です。
同じ意味を持つ表現に言い換えて、忌み言葉などを避ける方法です。
今回は代表的な忌み言葉や、表現を変えた方がよい言葉などをピックアップして、例を挙げたいと思います。
言い換えをマスターして、ゲストの心に伝わり感動を与える「おふたりの言葉」で素敵なコメントやスピーチを書けるようにしましょう。
▼それでは言い換えてみましょう!
多くの言い換えを紹介しますが、あくまで一例です。
その他にも言い換えはたくさんありますので、これらにも囚われず自分の伝えたいことに合うよう考えてみてください。
①忌み言葉の言い換え例
| 終わる | お開きにする ゴールを迎える | 
| 最後に | 結びに | 
| 離婚する 別れる 離れる | 新たな道を進む 独立する | 
| 壊れる 崩れる | 形が変わる 変化する | 
| 死ぬ | ご逝去する | 
| 泣く | 涙がほほを伝う 涙する | 
| 帰る | 帰省する 帰宅する 中座する | 
| 戻る(帰るや行くの意) | 赴く | 
| 薄い | 厚くない | 
| 去年 | 昨年 | 
| 四(し)/九(く) | 四(よん)/九(ここのつ) | 
| スルメ | アタリメ | 
| すり鉢 | あたり鉢 | 
結婚式でよく使う表現
| ケーキを切る | ケーキにナイフを入れる | 
| 新たなスタートを切る | 新たに出発する スタートラインに立つ | 
| この言葉を贈ります | この言葉をはなむけといたします | 
| 料理が冷めないように | 料理が温かいうちに | 
| 花びらが散る | 花びらが舞う | 
| 職場を離れる | 家庭に入る | 
| ~になってしまう | ~になり | 
②重ね言葉の言い換え例
| また | さらに 改めて | 
| 再び | 今一度 | 
| 何度も 再三 | 頻繁に | 
| 次々に | たくさん | 
| 返すがえす | 後から振り返りますと 思い起こせば 本当に | 
| いろいろ | 多く 多彩な | 
| いよいよ ますます | さらに もっと | 
| ぜひぜひ | ぜひ ぜひとも | 
| まだまだ | もっと より | 
| たびたび しばしば | よく しげく いつも | 
| 重ねて 重ね重ね | 加えて 深く | 
| くれぐれも 重々 | 十分に よく どうぞ | 
③要注意な言葉の言い換え例
| 頑固 気が強い | 意志が強い | 
| 頼りない おとなしい | 控えめ | 
| 若い | きれい うつくしい かわいらしい | 
| 子どもができる | 新しい命を授かる | 
| 家を出る | ひとり暮らしを始める | 
場合によっては、普段褒め言葉ともとれる言葉が悪い印象を与えることもあります。
「頑固=融通がきかない」、「若い=未熟」といったように、マイナスイメージに受け取られる可能性のある言葉は避けましょう。
▼目に触れる言葉、耳で聞く言葉
また、結婚式プロフィールムービーのコメントなどはスピーチとは違い、声に出すものではありません。
そのため、若干目に触れるものと耳で聞くものとで、避けている言葉もあります。
例1 「忙しい(いそがしい)」
文字にすると、“亡”という字が含まれるため、目に触れるコメントなどでは避ける傾向にあります。
よく使われる「お忙しいところ~」という表現は、「ご多用の中~」と言い換えたり、「おいそがしいところ~」と“忙”という字を避け平仮名に変えたりします。
例2 「最後(さいご)」
音が、死期を意味する「最期(さいご)」という言葉と同じになるため、耳で聞くスピーチなどでは避ける傾向にあります。
「最後になりましたが~」といったようにスピーチの締めくくりを伝えたいときは、「結びに~」などと言い換えることが多いようです。
▼誠意が大事
たくさんの言い換えを考えてみると、すべての言葉が忌み言葉に感じられてくる瞬間があります。
またどんなに考えても、当日のスピーチなどではつい使ってしまうというシーンがあるかもしれません。
昨今では、そもそも「忌み言葉」をあまり気にしないという声もあります。
特に重ね言葉など普段なら頻繁に使う言葉もありますので、全てを使わないというのはとても難しいと思います。
ただし、誰しもがあっと思うような言葉は避けたいところです。
もしスピーチで悪い言葉を使ったことに気づいた場合、慌てた様子を出すよりも一言「失礼しました」と謝るなどすると好印象です。
結婚式という大切な場で、ゲストの皆様へおふたりの感謝の気持ちや誠意が伝わるとよいですね。
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