こんにちは、ウェディングムービーシュシュです。
続きです。完成まではあともう一歩。
ここからの作業はデザインには関係ありませんが、「勢い余ってポロッ…」なんてことがないように、ラストまで慎重に作業しましょう。
(前回)結婚式の招待状で使える消しゴムはんこを作ろう!【無料デザイン・作り方公開】 part.1
今回は、最後に消しゴムはんこの使い方のアイディアも紹介しています!
ぜひ参考にしてみてください!
⑦不要な箇所を彫る
左図の丸で囲んだ部分は、デザインの内側で切り抜かなければならない箇所です。
その場合、左図(断面図)のようにギザギザに彫っていきます。
刃を斜めに入れたら、上下を逆にして同じく刃を入れ、というように切っていきます。
最初は不慣れで難しいですが、慣れればデザインカッターひとつですべての作業ができるようになりますので、楽です。
もちろん彫刻刀があれば、丸刀や角刀で彫ってもよいですね。
すこしわかりづらいですが、山→谷→山→谷となってます。
刃を横に倒し過ぎると、大事な文字や月桂樹の部分に刃が入ってしまうことがあるので慎重に行いましょう。
ギザギザに彫る時の向きは、縦?横?
不要な部分を彫る時のギザギザは、短い距離のほうがやりやすいです。
長い距離になると、なかなか「まっすぐ、等間隔に刃を動かす」というのは難しかったです。
ここでは、刃を動かすのが短い縦にギザギザにしています。
⑧消しゴムはんこの形を整える
大体の感じで、消しゴムはんこに沿った形にカッターで切っていきます。
私は線があるところから5mmぐらい余白を残すようにしていますが、ここは好みが分かれるところです。
余白の部分が大きいと、はんこを押すときに余分なインクがつく可能性も考えられますし、単純に彫る部分が増えます。
持ち手(木やコルクなど)をつける方もあまりに余白が大きいと困ってしまうかもしれません。
⑨余白の角をとる
右図を目指して角をとっていきます。
斜めな部分なので、一番ケガしやすい作業なのではないかと思います。
色々なやり方があるかと思いますが、くれぐれも刃の前に指をおかないように注意してください。
角をとる理由ですが、次の工程で必要になります。
個人的には、はんこを押したときに角ばったところはインクがつきやすいので角をとるのではないか、とも感じてます。
なので、割と大胆に角をとっています。
⑩余白をとる
刃を水平にして、余白の部分を切っていきます。
左図で、月桂樹の周りを彫ったところから刃が少し見えているのが分かりますでしょうか。
この状態から、すーっと余白の部分をカットしていきます。
デザイン上、一回ですべてを取りのぞくのは難しいかもしれませんが、とても気持ちのいい作業です。
しかし、手が滑ると月桂樹の葉の部分に刃が突き刺さってしまうので、無理に動かさずゆっくりと作業しましょう。
⑪下書きの線をとる
完成まであともう一歩です。
シャープペンシルで描いた下書きの線をねり消しでとります。
ねり消しでは少し残る時もあるかなという印象ですが、何度も行うと次第に薄くなっていきます。
下書きの線の消し方を調べてみたところ、いろいろな方法があるようです。
例えば、セロハンテープで貼り付けてとったり、クレンジングオイルで洗い落としたり。
様々な方法を試してみてはいかがでしょうか。
⑫試し押し~完成
試し押しをして、彫り残しがないかチェックします。
余計なところがついてしまったら削り、彫り残しがあれば再度彫り、完成です。
はんこを押すときですが、スタンプ台のほうを消しゴムはんこにポンポンとつけると上手にできます。
※ここで使ったスタンプ台(グレー)も、100円均一ショップで購入しました。
紙だけでなく布にも押せるタイプのインクで、いろいろと使い勝手がよいです。
▼ 簡単・賢い!オリジナル結婚式招待状の作り方
無料テンプレートサイトからデータを作成し、1パーツを消しゴムはんこに置き換えるだけ!
やっぱりテンプレートがおしゃれでも全部印刷ではちょっと味気ない、もうひと手間加えたいなんて思う方には、ぴったりです。
※今回はCanva様よりテンプレートをお借りました。
TOP: https://www.canva.com/ja_jp/ 結婚式招待状: https://www.canva.com/ja_jp/create/cards/wedding-invitations/
作り方は簡単です!
- テンプレートサイトからお好みのデザインを選ぶ
- 全部文字も入力した状態でテンプレートを1枚だけ印刷
- 2を元に下書きをして、消しゴムはんこを作る
- 消しゴムはんこにしたい部分を消してデザインを作成し印刷
- 3で作った消しゴムはんこを押して完成!
ちょっとかすれた感じが手作りの温かみとヴィンテージ感もプラス。 |
右下がテンプレートをそのまま印刷したもの。 |
ちなみに、Canva様ではサイト上でフォントや印刷する文字が変更できました。そのため今回は消しゴムはんこで作る文字も、元のテンプレートとは別のフォントに変更してみました。ちょっとここだけ変えたいということがすぐできるのは大変便利ですよね!
実際に消しゴムはんこで作る時には直線的なデザインのほうが簡単なので、適宜掘りやすさのためにフォントを変えてもよいかもしれません◎
名前のはんこは文字数が少しあるので作るのが大変ですが、色々なアイテムに流用できるので便利ですよ!
▼ 消しゴムはんこのワンポイントな使い方
〈 その1:招待状のタグとして使用する 〉
「招待状にひとつアクセントとしてタグをつける」というのがとても流行っていますよね。
Save the Date(セーブ・ザ・デート)のタグを消しゴムはんこひとつで作っています。
印刷で大量に作ってもよいですが、消しゴムはんこを使ってひとつハンドメイドアイテムが入るだけで、ぐっとオリジナル感が出る気がします。
使った紙は100円均一ショップにありました「ろう引き紙」と「クラフト紙」。
どちらも透け感があっておしゃれです。
ペーパーアイテムは同じ色でも素材感で差をつけるとおしゃれですよね。
写真では英字新聞とクラフト紙をはとめパンチで止めています。
ゴールドが入るだけでぐっと引き締まる気がします。
〈 その2:はんこを組み合わせてカードに 〉
技術的にも時間的にもどうしても細かいところまで作られないという方に。
part.1で紹介したテンプレートの月桂樹の冠とアルファベットのスタンプを併用しています。
テーブルコーディネートやサンキュータグなど、文字を変えれば様々なシーンで応用可能になりますね。
使ったアイテムは100円均一ショップにありました「アルファベットのスタンプ」。
好きな文字を簡単に組み合わせることができ、便利です。
スタンプホルダーも一字ずつくっつけることができるので、何度押しても同じ文字の間隔で押せます。
文字のサイズも大中小とありましたので、使うシーンに併せてサイズを変えられます。
スタンプ台もチョコレートなど、かわいい色も多くありました。
布用スタンプもありましたので、たくさん活用できそうです。
消しゴムはんこの魅力のひとつは、同じものがないというところだと思います。
そして、自分の好きなデザインで簡単にスタンプが作れるというところにあると思います。
新郎様・新婦様の名前やイニシャルのスタンプだってすぐに作れてしまいます。
少し手間をかけてオリジナルのアイテムを作る、とっても素敵だと思います。
ぜひ少しでもやってみたいなと思った方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(前回)結婚式の招待状で使える消しゴムはんこを作ろう!【無料デザイン・作り方公開】 part.1
手作り・オリジナル感を大切にしたエンドロールで感動演出!
エンドロール ケルツェ | エンドロール ロゼット | エンドロール ヴィネット |
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