こんにちは、ウェディングムービーシュシュです。
最近では結婚式のペーパーアイテムを手作りする人も多くいます。
しかし、招待状や席札、メニュー表など多くのアイテムがあり、特に手作りで人気の招待状は、期日もしっかりとあるためなかなかスケジュール的にも厳しいですよね。
例えば、招待状を一から手作りする場合は、まず招待状の形を選び、デザインを考え、紙の素材を決める。
そして、配色のバランスを見ながら、リボンやタグといった細かいパーツを作ります。
元々得意としていれば話は別ですが、なかなか時間や技術的にも大変だと思います。
そうして既製品を頼むとなると「少し物寂しい」と感じる方や「何かひと手間かけてオリジナル感を出したい」と思う方も多いはずです。
そこで今回は、ちょっと手間をかけてペーパーアイテムにオリジナル感を出すアイテム、消しゴムはんこの作り方を紹介いたします。
消しゴムはんことパソコン印刷という組み合わせもアイディア次第!封筒の内紙も手作りです |
招待状の前に送る「Save the Date」とは?
初めて作る方向けに、本コラムでは道具選びや基本的な技術について紹介します。
私も、初めて消しゴムはんこを作りました。消しゴムはんこ歴的には約1週間と新参者です。
自己流の部分も多くあるかと思いますので、参考までにしていただければと思います。
▼必要な道具
今回も必要な道具はすべて100円均一ショップで揃えられます。
① 消しゴム
※彫ったところがわかる色付きの消しゴムにしました
② デザインカッター(アートナイフ)
③ カッティングマット
④ 下書き用の紙(デザイン図)
⑤ トレーシングペーパー
⑥ ねり消し
⑦ スタンプ台
▼デザインカッター(アートナイフ)
デザインカッターという名前に耳馴染みがない方もいるかもしれません。
カッターナイフや彫刻刀でも確かに消しゴムはんこが作られますが、デザインカッターをお勧めします。
ペンを持つようにカットでき、細部まで美しくカットできるところが消しゴムはんこにはぴったりだからです。
先ほども書きましたように、100円均一ショップでもデザインカッターは取り扱いがあります。また、替え刃も別で購入できます。
しかし今回は、文房具店でも多く取り扱いしているOLFAのアートナイフも購入しました。
(値段的にも替え刃が25枚付いて600円弱、とお財布に優しいです。)
どちらも試してみましたが、切れ味的にもやはりOLFAのアートナイフのほうが好ましかったので、こちらを使用しています。
色々とメーカーや種類はあるようですが、まだまだ初心者ですので十分だと感じました。
100円均一ショップでのデザインカッターでも十分に作ることができましたので、一度試してみるのもおすすめです。
またOLFAの替え刃が100円均一ショップのデザインカッターにも使用できましたので、後に替え刃を買うというのも一つの手段です。
▼消しゴムの切り方
デザインカッターで消しゴムはんこを彫る場合、彫刻刀の角刀をイメージしてもらうとわかりやすいです。
下書きの線にそって、約45度ぐらいの角度で刃を入れます。
刃を動かさず、消しゴムのほうを動かすと刃の入れた深さが安定します。
それから反対側から刃を入れて、切り抜きます。
このように角度をつけて彫ることによって、細かくなる消しゴムはんこの強度が高くなります。
直角に近い彫り方をしてしまうと、欠けてしまったり、パーツが取れてしまったりすることが考えられます。
最初のころは刃を入れ方を難しく感じるかもしれませんが、デザインカッターをペンのように持つと大体このぐらいの角度になるかと思います。
▼簡単なモチーフからチャレンジ
どれだけ説明を見てもやってみないとコツや感覚がつかめないと思います。
やはりカーブや細かく彫る部分が多かったり、彫る部分同士が近いものは難しいです。
*ダイヤモンド:サイズ1cm角 制作時間30分
①デザイン画、トレーシングペーパーを用意する デザインを考えます。彫りやすさも考えるとよいです。 文字のデザインはやはり直線的なほうが簡単です。 |
②シャープペンシルでなぞる トレーシングペーパーで丁寧に写し取ります。 最終的な出来に関わります。 マスキングテープでとめて作業するのがおすすめです。 |
③固いもので絵のある部分をこする なぞった面を下にして、線から約5mm以上は残してセットします。 マスキングテープで固定するとずれを防止できます。 またちゃんと写し取れたか確認しながらもできて、便利です。 |
④トレーシングペーパーを外す しっかりと写し取れています。 やり直す場合は、ねり消しを使ってください。 |
⑤下書きの線にそって切る 直線ごとに刃を入れていきます。 少し下書きの線にかかっても気にせず、1回で切ります。 刃を何度も入れたりすると、歪む原因になります。 |
⑥反対から刃を入れる 線にそって切った時よりも刃を寝かせると切りやすく感じました。 最初はどの深さまで切っていいかわからないかと思います。 最初は浅く入れて、2回目から深くしていくという手もあります。 |
⑦細かいところを切り抜く 三角形の中心に刃が入ることをイメージします。 細かいところは刃の入れる深さや角度を調節しなければなりません。 |
⑧同じ要領ですべて切り抜く すべて線にそって、一回ずつ刃を入れると切り抜けます。 刃の入る位置と角度をイメージします。 |
⑨余分な部分を切る まわりに5mmぐらい残してカットします。 最初からカットしても大丈夫です。 今回ははんこ自体が小さいので最後にしています。 |
⑩角を切る 角を切っていきます。 はんこを押すときに、角が最もインクが付きやすく邪魔になります。 |
⑪角をすべて切る 滑ったりするので置いて行うのもよいです。 危険ですのでくれぐれも刃の前に手を置かないように。 |
⑫余白の部分を切る 刃を水平に寝かして、消しゴムを動かしていきます。 刃の先が見えるようにして、ゆっくりと切ります。 |
⑬角がなだらかになるよう調節する また角が気になるので、工程⑪を繰り返します。 |
⑭ねり消しで下書きの線を消す ねり消しを押し付けると、下書きの線を吸い取ってくれます。 何度か繰り返して、きれいになるまで行います。 |
⑮完成 お好きな色で押してください。 余計なところにインクが付いた場合は、調整してください。 |
▼きれいに作るためには
簡単ではありますが、消しゴムはんこの作り方を紹介しました。
- 刃を何度も同じ場所に入れないこと
- 細かい部分は、刃がどこまで入っているかイメージして一度で切り抜くこと
上記の2つのポイントを考えながら、まずは何でもチャレンジしてみてください。
作っていると、徐々にできていく様に一喜一憂します。そして例え小さなものでも完成するとすごく愛着がわきます。
やはりハンドメイドのものってちょっと不揃いで不器用な感じも、余計に可愛いですよね。
消しゴムはんこは気軽に始められて、そしてアイディア次第で色々なアイテムに活用できます。
ぜひ参考にしてください。
消しゴムはんこの作り方(無料テンプレリンク)まとめ
結婚式の招待状で使える消しゴムはんこを作ろう!【無料デザイン・作り方公開】 part.1
結婚式の招待状で使える消しゴムはんこを作ろう!【無料デザイン・作り方公開】 part.2
手作り・オリジナルを大事にする結婚式プロフィールムービー!
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