こんにちは、ウェディングムービーシュシュです。
新郎様・新婦様が結婚式でスピーチなどをする上でも気になること。
それは「忌み言葉」ではないでしょうか。
多くの方が忌み言葉の存在を知っているかと思います。
忌み言葉とは、特定の場で使用することで別の悪い意味を連想させるため使用しない言葉のことであり、結婚式という場でも多くの忌み言葉があると言われています。
新郎様・新婦様が結婚式のプロフィールビデオを作ろうと思った時、楽しみでもあり、大変苦労するのがコメントです。
プロフィールビデオは全てのゲストが目にするもので、やはり写真とコメントに注目が集まるため、慎重に決める必要があります。その際には、この「忌み言葉」に気をつけて考えるようにしましょう。
今回は「忌み言葉」を中心に結婚式プロフィールビデオのコメントで気をつけたいことについて紹介したいと思います。
▼忌み言葉の例
まず忌み言葉を大きく3つに分けて例を挙げたいと思います。
別れを 連想させる言葉 |
別れる、切る、切れる、離れる、去る、終わる、終える、破れる、 割る、割れる、破る、捨てる、冷める、壊れる、壊す、消える、消す、 飽きる、裂ける、返す、ほどける、放す、枯れる、 離婚、離縁、帰る、帰す、嫌う、嫌い、薄い、疎遠、疎んじる |
繰り返しを 意味する言葉 |
戻る、戻す、帰る、返す、再婚、繰り返す、繰り返し、 再び、再度、再々、二度、二回、再三、度々、 くれぐれも、皆々様、かえすがえす、次々、重々、重ね重ね、 いろいろ、またまた、たまたま、いよいよ、なおまた、しばしば、わざわざ |
不幸や死を 連想させる言葉 |
終わる、終える、死ぬ、逝く、倒れる、倒産、消える、消す、 滅ぶ、滅びる、忙しい、亡くす、無くす、散る、流れる、枯れる 痛い、痛み、病む、病気、衰える、流す、 負ける、敗れる、悲しむ、枯れる、お憂い、焦る、冷える、悪い、忌み、 ご生存中、生きている頃、しめやかに、仏、葬式、僧、相次いで、相次ぎ 四、4、九、9、すり鉢、すり箱、スルメ |
上記の表は一部であり、挙げたらキリがないほど忌み言葉はあります。
直接的に悪い言葉や別に悪い意味を持つために避けたほうがいい言葉から、語呂合わせや音から忌み言葉とされているものまで、忌み言葉が多種多様なことにお気づきでしょうか。
ここまで全てを見た方の中には、「こんなに使ってはいけない言葉があるなら何を書いたらいいかわからない」と思う方も多いのでは?
確かにその通りで、昨今はやや寛容になっている傾向があると思われます。
ただし、それでも別れの意味を表現している言葉や死を直接的に表現している言葉は最低限避けたほうがいいでしょう。以下の言葉には、十分に注意しましょう。
要注意 |
別れる、去る、切れる、破れる、割れる、壊れる 死ぬ、亡くす、病気 |
▼その他ふさわしくない言葉の例
忌み言葉以外にも、結婚式というフォーマルな場にはそぐわない言葉は控えましょう。
俗語 | やばい、ぶっちゃけ、ウザい、キモい、チクる、下品な言葉 |
ギャンブルに関係する言葉 | パチンコ、スロット、麻雀 |
悪い印象を与える言葉 | 頼りない、頑固 |
特定の宗教や政治関連の言葉 | ○○神、○○党 |
常識的に考えて、結婚式という場にそぐわない話題は出さない配慮をしましょう。
当人同士は面白い、楽しいと感じても、他のゲストが不快に感じてしまう可能性があります。
友人だけ、家族だけ、ではなくゲストの皆様が見ているという意識を忘れないようにしましょう。
▼句読点の使用
コメントなど文章自体がゲストの目に触れるものに限定されますが、句読点を入れない方をよく見受けます。
多くの理由がありますが、第一に「終止符を打つ」というように終わりを印象づけるからだと思われます。
〈句読点を使わない場合のコメント〉
「。(句点)」 → 削除
「、(読点)」 → 代わりにスペースを使用
ただし文中にスペースが多くあると読みづらくなってしまうので、最低限の使用にするとよいでしょう。
また、特に結婚式プロフィールビデオはコメント自体が映像に流れるため、コメントの文字数にも制限があります。
弊社でも商品ごとに異なりますが、ひとつのコメントの文字数は20文字前後の指定をしています。
文字数が多くなってしまうと、どうしても文字の大きさを小さくしてしまう必要が出て読みづらくなることや、ゲストが全ての文章を読み切れないことがあるからです。
句読点を削除すると文字数を減らすことができるため、コメントで伝えたいことの表現の幅が広がります。コメントの自由度を増すという点でおすすめです。
▼守るべきポイントを押さえて
今回たくさんの忌み言葉や避けたい表現を紹介しました。
前述した通り、これらの言葉に囚われすぎると大変なことになってしまうでしょう。
伝えたかったことも伝えられず、ましてやオーソドックスな表現ばかりになるのは、少し悲しいと思いませんか?
そしてゲストの皆様は味気ないと感じてしまうかもしれません。
結婚式のプロフィールビデオはゲストの皆様にご披露するものです。大切なゲストの皆様が観るということを考えて、コメントを考えてもらえれば、と思います。
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