よく「そもそも結婚式ムービーを流さなきゃいけないの?」と質問をいただくことがあります。
今回は、その素朴な質問に、結婚式ムービーの効果を紹介しつつあらゆる面からお答えしたいと思います。最後には上映したときの感想も載っていますので是非参考にしてください。
目次
◆結婚式にムービー演出は必要?
披露宴にムービー演出は必要か否か悩まれる方もいらっしゃるかと存じますが、下記4点の理由で、ムービー演出は行うことを絶対にお勧めいたします。
①披露宴全体の自然な繋がりが作れる
披露宴には、感動のシーンや盛り上がるシーンなど、“感情の波”がありますが、開始から結びまでの中で、演出と演出の自然な流れを作る上でも欠かせません。
盛り上がる友人の余興の直後に、感動的な新婦から両親へのお手紙披露、となるとゲストの感情には違和感があります。
間に映像の演出をいれると自然な繋がりが生まれる為、披露宴全体を綺麗に形つくる為にもお勧めです。
②会場全体の一体感が出る
また、新郎新婦とゲストひとりひとりの触れ合いの時間は、披露宴の構成上どうしても短くなるので、各テーブル毎での会話が繰り広がり同窓会のようになってしまいがちです。
ですが、ムービー演出を入れると、ゲスト全員の視線がスクリーンに集まるので、会場にいるゲスト全員で同じ時間を共有できます。
笑いが起こったり、あちらこちらで涙を流す方がいたり、ムービーの結びではゲストから拍手が起こったりと会場の一体感が出るところもムービー演出が欠かせないポイントのひとつです。
③“間延び”を防げる
2時間30分という披露宴の中で、1本もムービー演出がないとゲスト全員がただお料理を食べているだけという時間が多くなりすぎてしまい、間延びをしてしまったりということもあるのでその点でも、必要といえるでしょう。
④二次会でもそのまま使用できる
披露宴直後の二次会でも使用できることもムービー演出が人気の理由のひとつで、二次会から参加の方にも、新郎新婦様のことを知ってもらえたり、結婚式・披露宴の雰囲気を味わってもらえる為、二次会のゲストへの気遣いも出来ます。
披露宴全体の印象を決定付けるのが、ムービー演出であり、楽しみにしているゲストも多い為、満足度を左右します。
一生に一度の特別な結婚式に招いているゲストの方々は、特に大切な方々が多いはずなので、ゲストに120%満足していただく為にムービー演出は必要不可欠だと言えるでしょう。
◆ムービー演出は皆やっている?
実際どのくらいの方がムービー演出を取り入れているかというと、
- 自身の披露宴でムービー演出を行ったと回答した新郎新婦様は70.7%
- 友人・知人・親族が行ったと回答した方は28.2%
- 行わなかったと回答した方は19.5%
となっており、実に8割の方がムービー演出を行っているということになります。
(複数回答可/ゼクシィ結婚トレンド調査2019より)
このデータは約7年前からほぼ変わっておりません。
披露宴の演出の大定番・ウェディングケーキを用いたセレモニーを行う方の割合とも近い為、今や披露宴にとって常識的な演出となっていると言えます。
式場でのパックプランの中にも、ムービー演出の権利(スクリーン使用料・プロジェクター使用料等)が予め含まれている事が一般的な為、ムービー演出をする際に追加費用の発生等がなく、特に弊害がないことも要因のひとつかと思います。
また、自身の披露宴でムービー演出を行ったという新郎新婦様のうち、何回ムービー演出を行っていたかというアンケートには、
- 1回という方が13.1%
- 2回という方が29.5%
- 3回という方が34.9%
- 4回以上という方が21.8%
となっております。
(単一回答/ゼクシィ結婚トレンド調査2019より)
ダントツで人気なのがプロフィールムービーで、ムービー演出を行った方のうち約95%がプロフィールムービーを上映しております。
お色直し中座中にプロフィールムービーを上映することが多く、お色直しで約30分程新郎新婦様が不在にしてしまう為、体感だけでもゲストの待ち時間を少しでも短くしたい。
という新郎新婦様からの気遣いが感じられます。
プロフィールムービー・エンドロールムービー・オープニングムービーなどの特に人気なムービーの他にも、ご友人からの余興のムービーや、新郎様から新婦様へのサプライズムービー、実際に両親にお手紙を読むのは恥ずかしいという方はお手紙の代わりにレタームービーなど、たくさんのムービー演出が増えてきております。
◆ムービー演出をいらない・やらないカップルの意見
これほど人気なムービー演出ですが、ムービー演出を行っていないという方はどのような理由で行わなかったのでしょうか。
一番多かった理由は、「列席者が身内のみだったから」です。
進行内容の打ち合わせをしている際も、身内のみの披露宴・会食なのでムービー演出は不要です。と言われることが多いのですが、親族のみのパーティだからこそ、他の演出等もなく、契約時間より早めにお開きになる。ということがよくあります。
たくさんの準備の時間とお金をかけて用意した、ゲストをもてなす特別な1日が、やる事がないので予定より早く終わってしまう、というのは悲しいので目一杯楽しんでいただく為にもムービー演出はあった方が良いです。
幼少期の写真1枚から話が盛り上がることも多いので、より濃い時間を過ごす為にもとてもお勧めです。
◆ムービー演出をやったカップルの意見・感想
実際にムービー演出を行った新郎新婦様の感想をご紹介いたします。
プロフィールムービーの上映が新郎両親へのプレゼント代わりに |
恥ずかしさがあり、プロフィールムービーの上映にはあまり積極的ではありませんでしたが、ゲストを飽きさせないようにと、お色直しの中座中にプロフィールムービーを上映して時間をつなぐ為上映しました。
後日、披露宴の感想を周りの人から聞くと多くの人から「プロフィールムービーがよかった」という意見が多く驚きました。
シンプルな造りにしたので、私たち二人の成長の過程と、今まで関わってくれた方々への感謝の気持ちが強く伝わり、特に親戚は感動していたようです。
それが会場全体に伝わって、会場全体が感動ムードの包まれたということでした。
新婦の私は最後に両親へ手紙で思いを届けますが、新郎側はそのような感謝の気持ちを伝えるシーンがないのが気になっていたので、彼のご両親や親族の皆様が涙していたと聴くと、プレゼントの代わりになったのかなと思い、プロフィールムービーを上映して本当に良かったなと思っています。
結婚式後も何度でも見返したくなるムービー |
結婚式でムービーを流したいという希望は特にありませんでしたが、周りの友人や担当のプランナーさんから、絶対に結婚式ムービーは流した方がいいと言われたので流すことにしました。
当日、親戚や友人とともに自分達のプロフィールムービーが大きなスクリーンに映し出されているのを見ると、かなり迫力があり、まるで映画を見ているようで、想像以上に感動してしまい涙が出てきました。
隣で私と同じように涙している妻を見ると、この人をこれからずっと生きていけるんだなとより愛おしく思い、夫としての自覚がより一層芽生えたように感じました。
参加をしてくれた友達も親戚もみんな喜んでくれました。
あのムービーがあったからとても披露宴が盛り上がったねといってもらえて嬉しかったです。
披露宴が終わった今でも妻と見ますし、親戚が我が家に来ると見たいと言われることが多く、何度も何度も見ています。
ムービー制作準備の時間も大切な思い出に |
オープニングムービーとプロフィールムービーの作成を業者に依頼することにしていたのですが、結婚式の準備は私が主に進めていて、仕事が忙しくあまり準備を手伝ってくれていない彼に少し不満が溜まっていた頃にムービーの準備が開始しました。
プロフィールムービーの作成に必要な写真を選んでいる時に、私の知らなかった彼の幼少期のエピソードがたくさん聞けて、より彼のことを知れましたし、結婚式に来てくれる予定の彼の幼馴染に早く会ってみたいという気持ちが出てきて、今まで以上に結婚式当日が楽しみになりました。
プロフィールムービーに使う曲を相談した時に、初デートのドライブの時に流れていた曲を彼が覚えてくれていて、思い出の曲だからこれにしようと言ってくれた時は本当に嬉しかったです。
今までのデートの写真や、プロポーズの時の写真をふたりで選んでいる時は、今まで一緒に歩んできた日々を振り返るきっかけになり、いつも遅くまで仕事を頑張ってくれている彼に感謝の気持ちが出てきて、ふたりで一緒に最高の1日を作りたいと強く思えるようになりました。
オープニングムービーのテイストを決める際も、彼なりにどのような披露宴にしたいのかを聞けるきっかけになりとても楽しかったです。
何かと揉めることが多かった結婚式準備でしたが、ムービー制作の準備の時間は、とてもほっこりとした時間で、準備を通して彼との特別な思い出が増えてとても幸せでした。
◆ムービー演出をやっていないカップルの後悔した感想
ムービー演出を行わなかった新郎新婦様の感想もご紹介させていただきます。
披露宴後に言われた両親のからの言葉で映像演出を入れればよかったと後悔・・・ |
私も夫も若くないので、派手な披露宴を行いたいという希望はなく、自分達の過去の写真出すのも恥ずかしかった為、何も映像演出を入れない、歓談をメインにした披露宴にしました。
披露宴後に両親に感想を聞くと、「映像も何もなくて地味婚になっちゃってごめんね。もっとお金出してあげればよかった」と言われてしまい、節約の為に映像を入れなかった訳ではなく、自分達なりに考えてなしにしたのですが、参列者からは“お金をかけていない結婚式”という見え方になってしまうんだなと、何も演出を入れなかったことに後悔しました。
派手な再入場演出等は無いとしても、せめてプロフィールムービーくらいは入れればよかったと思っています。
自分達のやりたい・やりたくないだけでなく、ゲストがどういう印象を受けるかということを配慮出来ていなかったです。。
費用を抑えるつもりが、結果もったいないことに・・・ |
親族・特に親しい友人だけを招いての式にしたため、結婚式にそんなに大金をかける必要もないかなと思い、色んな演出等も特に行わず、写真撮影や、列席してくれた親族や友人との会話の時間を多く取ろうと思い、特にムービーも流しませんでした。
人数が少ない為、それぞれのテーブルを周っても、すぐに終わってしまい、私と夫はただふたりで食事をし、各テーブルでもそれぞれのグループでレストランに来て食事をしているような雰囲気になってしまいました。
それぞれが淡々と食事をしているようなものなので、コースの料理もどんどん進んでいきました。
2時間30分で契約していたのですが、どうしても間が持たず、1時間40分程でおひらきになりました。
2時間30分に対して大金をかけていたようなものなのに、本末転倒という形で、とてももったいないことになってしまいました。
ムービーのひとつでも流せたら、会場全体に一体感が出る瞬間も作れただろうし、人気の演出はやっておくに越したことはないんだなと身を持って感じました。
やりたい演出に時間を割いた結果、結婚式というよりお祭りのような雰囲気に・・・ |
私も彼女も多くの友人を招待してしており、余興などの出し物をしてもらいたい友人も多かったですし、結婚式にとても憧れがあり、披露宴でやりたいと思っていたことが多くありました。
もちろんムービーの演出等もやりたかったのですが、式場の方に、やりたいことを全てやるととても時間内で終わらないので優先順位をつけて下さいと言われてしまいました。
ムービー演出は事前の準備もあるし、お金もかかるのでカットしようということになり、その他の盛り上がる演出ばかりを全てやることにしました。
実際とても盛り上がりはしたのですが、私たちもゲストも落ち着く時間が全くなく、二次会の時にはみんな疲れ果てていました。
結婚式らしい感動のシーンもほぼなく、ただただ盛大な同窓会みたいになってしまい、彼女と、私たちが主役という感じはなかったよね。。となりました。
親族は余計よく分からなかっただろうし、遠くから来てくれた、彼女のおばあちゃんは満足してくれたのかなと申し訳ない気持ちになりました。
やっぱりみんなが行っている人気の演出はやった方がいいんだなと思いましたし、親族などの年配の方も楽しめるムービーの演出は必須だったなと思いました。
これから披露宴の内容を決定する人にはゲスト全員が楽しめて、感動出来る、ムービーの上映は絶対した方がいい!と強く伝えたいです!!
◆まとめ
ムービー演出を行ったカップルと行わなかったカップルの意見を紹介させていただきました。
やはりムービー演出は結婚式の盛り上がりやゲスト満足度を高めるために必須と言えるほどの演出だということが分かります。
実際に私はプランナーとして数多くの結婚式を見てきましたがムービー演出があるのとないのとでは披露宴の雰囲気に差が出ます。
ムービー演出を検討中のカップルは是非、やっておくことをお勧めいたします。
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