こんにちは、ウェディングムービーシュシュです。
最近「1.5次会」という新しい披露宴の形をよく耳にするようになりました。
そもそも1.5次会が分からない、招待されたけど注意する点は？など素朴な疑問から説明していきたいと思います。
目次
・会場の雰囲気
・ゲストからのお祝い
・引き出物
・新郎新婦の服装
・ゲストの服装
・ケーキ入刀はマスト！
・中盤イベントはムービー上映がおすすめ
・新婦からの手紙はなしでもOK
・結婚式をかっちりしたくないというカップル
・リゾート婚・海外挙式をしたカップル
・入籍から時間が経って結婚式を挙げるカップル
1.5次会とは？
その名の通り、1.5次会とは披露宴（一次会）と二次会の中間にあるような場を指します。
披露宴ほどフォーマルでなく、二次会よりは少しかしこまった場という感じです。
1.5次会を行う場合には、披露宴をせず、二次会もしないというカップルが多いので、披露宴と二次会の良いとこ取りをしたと考えてもらえば分かりやすいです。
とは言え「具体的にはどんな？」と思ってしまうと思いますので、ここからはポイントを押さえて、1.5次会の様子をご説明していきます。
■ 会場の雰囲気
これは本当に多種多様で、披露宴よりのものもあれば、二次会よりのものもあります。
やはりそれは呼ぶゲストによって左右されるので、仕事関係の方や目上の方が多い会であれば少々フォーマルな雰囲気の会場を選ばれます。
また1.5次会では、“結婚式場”といわゆる呼ばれる場所よりも肩の力を抜いて楽しめるような、レストラン、ビュッフェ形式のカジュアルな雰囲気を持つゲストハウスウェディングやガーデンウェディングも好まれます。
披露宴のように、イメージが固まっていないというのも1.5次会の大きなメリットで、おふたりが考えた場を設けることができます。
コンセプトウェディングといって、おふたりがテーマを決め、それに沿って場を飾る花やアイテム、お料理などを統一した雰囲気にすることも最近では珍しくないですが、そういったこだわり派のカップルにも選ばれています。
■ ゲストからのお祝い
披露宴ではご祝儀をゲストは用意しますが、1.5次会ではほとんどが「会費制」。
この点が新郎新婦もたくさんの方を呼ぶことができ、またゲストへの負担も少ないためラフな空気感を作り出すのに一役買っています。
※ご祝儀の1.5次会ももちろんあります。
披露宴でも地方によっては会費制のところもありますが、会費制の地方ではゲストの人数も他地方より多いのが特徴です。やはりそのことからも「会費であること」＝「ゲストも来やすい」＝「新郎新婦も呼びやすい」ということが証明されます。
ご友人であれば披露宴のご祝儀の平均が3万円ですが、1.5次会の会費の平均は8,000円～15,000円程度と言われています。
会場の雰囲気でも1.5次会は多種多様とお伝えしましたが、この会費も当日の会場で出される料理によって幅が出てきてしまいます。もちろん披露宴と同じような着席してフルコースを食べるような会場であれば、15,000円～20,000円ほどに会費になります。
料理ベースではなく「会費が大体これぐらいで、呼ぶ人数がこれぐらい」と考えると、予算が組みやすいという意見もよく耳にします。
あくまで披露宴と二次会、どちらに寄った会にするかは新郎新婦次第です。おふたりで十分にお話し合いしてみてください◎
■ 引き出物
ご祝儀でなく会費制であれば、引き出物も準備する必要がありません。
そもそもご祝儀から一部をお返しするという意味合いがありますが、その点二次会と同じで会費であれば不要となります。その点で、新郎新婦の準備にかかる時間がだいぶ楽になります。
ただ引き出物も、気持ちの問題ですから、プチギフトなどをお見送りの際に手渡しするという場合も多いです。会費の金額によっては、引き出物がないのも不自然だと感じるゲストも中にはいらっしゃるかと思います。
会費制として納得するのは大体、一般的な結婚式のご祝儀3万円の半分、1.5万円以内と言われています。逆に会費が安いのに、引き出物がたくさんあるとゲストは貰いすぎだと思ってしまうケースも。
金額のバランスを見たゲストへの心配りをするようにしましょう。
■ 新郎新婦の服装
やはりタキシードにウェディングドレスが多いですが、1.5次会の良さはルールがないということ。
最初からカラードレスでもおかしくないですし、海外のウェディング写真にあるような新婦はドレスにスニーカー、新郎はジャケットにハットというように、カジュアルな雰囲気でもOKです。おふたりが好きな服装を着ることができます。
ただし、列席するゲストには失礼のない恰好で、というのが大前提なので注意。
■ ゲストの服装
披露宴ほどフォーマルすぎると1.5次会では固い印象になってしまいます。
普段の披露宴でのファッションにアイテムを足す、ヘアスタイルを少しカジュアルにするなどして、少々ラフな印象を与えると1.5次会の場になじむと言われています。二次会で許されるようなあまりにカジュアルな服装だと、会場によってはだいぶ浮いてしまいます。
ゲスト側としては、事前に招待された会場を調べて雰囲気をつかんでおくと間違いないです。
1.5次会では何をやるの？
挨拶と食事だけ、というのはさすがに間が持ちません。
よく通常の披露宴でも、不要だと思い演出やイベントを極力カットしてしまったカップルが、時間の半分でゲストとのフォトセッションなどを終えてしまい、大人数でただ食事をする時間になってしまったというケースも・・・
そこで1.5次会で一番多いのは、馴染み深い披露宴の進行をコンパクトにしたものだそうです。
（もちろん内容はおふたり次第です！）
例えば披露宴では一般的なお色直しがなかったり、新郎様側・新婦様側のゲストの余興を無しにして、新郎新婦主催の全員参加型のクイズやゲームなどを行ったり。
その分、披露宴では時間が足りないと思うカップルも多いフォトセッションや歓談に大きく時間を使い、バランスを取っているようです。
コンパクトにすることで費用や準備期間を抑えられますし、余興などもゲストにお願いする必要もなく、どちらも気軽なパーティーを開くことが出来ます。
それらをふまえて、1.5次会を自分の希望も叶えつつ素敵にカスタマイズするポイントをここでは紹介したいと思います。
■ ケーキ入刀はマスト！
「結婚式」といえばケーキ入刀ですよね。
やはり華やかな写真を撮れること、このシーンだけ切り取っただけでも100%「結婚式」だとわかるイベントは他にないかもしれません。
また一般的な二次会ではケーキ入刀を行わないことが多く、結婚式と二次会の中間である1.5次会だからこそ行ってほしいイベントだと思います。
「写真に撮りやすい」「ゲストが集まる」「誰もが分かる」イベントというのは盛り上がる三大要素だと思いますし、また会の中でも序盤に行う大きな盛り上がり系イベントとしてメリハリもつくので、とてもおすすめです。
■ 中盤イベントはムービー上映がおすすめ
二次会でよくビンゴ大会などが模様されますが、1.5次会だとやや時間が短く感じ、またあっさりした印象になってしまいます。
かといって馴染みのないゲームやイベントだと、盛り上がれる年代層やグループを限定することもあります。
そこでおすすめは、ムービー上映。
会全体の流れを考えたときに、頭で大きな盛り上がりイベントがあり（ケーキ入刀など）、締めくくりに感謝のメッセージや退場があるとして、その間を持たせる全員が分かち合うイベントが必要だと思いませんか？
通常の披露宴でも必ずといっていいほど上映されるプロフィールムービーなどは鉄板です。
なぜ鉄板かと言えば・・・
事前に準備ができて当日は上映するのみ
参加型イベントと違い、イベント中はゲスト全員が楽しめる
思い出の品としてムービーが手元に残る
という、間違いのないイベントだからです！
当日までどうなるか分からないイベントではなく、事前に制作できることでおふたりが安心できることもとても大きなポイントではないでしょうか。
費用は少しかかっても、最終的には思い出の品として手元に残るのも嬉しいですよね。
1.5次会の場合は、「持ち込み料無料」を掲げているところも多くあるので、自作でもOK、外注業者に頼むもOKなのは大変魅力的です。
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おふたりのお気に入りのデザインが見つかりますように。
■ 新婦からの手紙はなしでもOK
なんとなく人前で手紙を読むという雰囲気が苦手、という新婦様も多くいらっしゃいます。
家族への感謝は違う場で行い、ゲストが来る1.5次会ではフランクな会にしたいという方も。
1.5次会ではそのあたりも自由なので、披露宴では一般的な新婦から両親への手紙はなしにし、お開き前に感謝のスピーチで締めくくることもできます。
尚、1.5次会は自由に出来るとご説明していましたが、例えば会場決めから衣装、料理、装飾などすべてを自分で手配するとなると、ものすごい労力がかかってしまいます。
二次会同様に、1.5次会のプロデュース会社などもたくさんあるので、お願いするととても準備が楽になります。大体の会社がパック料金などを設けており、基本的な要素を押さえてくれます。
また、1.5次会の場合は、新郎新婦からの持込みに費用0円と謳っているところが多くあります。結婚式のためにアイテムをDIYするのも自由ですし、イベントやムービー上映のためにも持込の制限がないのは嬉しいポイントですよね。
ただしパック料金などは、意外とこんなものも必要だったというケースが実際には隠れていることもあるので、打ち合わせ時には「何が必要で、何の追加料金がかかるのか」を詳細に確認することをおすすめします。
どんなカップルが1.5次会をやるの？
そもそも1.5次会が頭にないというカップルもいらっしゃるかと思います。
でも、実際にはとても需要があります。それは最近の世の中の流れも影響しています。
具体的にどういうカップルが1.5次会を選ぶのか、よくあるケースをご紹介します。
■ 結婚式をかっちりしたくないというカップル
披露宴をせず、最初から1.5次会にして、さらに二次会の代わりにもしてしまうというパターンです。
一番結婚式の多いパターンと言えば、親族や親しい友人だけで挙式をして、その後披露宴で主賓や職場関係の方も呼びフォーマルに。その後披露宴に呼べなかった友人などを呼び、二次会でフランクに盛り上がる。やはりゲストの方も一番馴染みのある形だと思います。
ですが、考え方によっては1.5次会のほうが自分たちには合うという場合も。
例えば、
披露宴でご祝儀、二次会で会費をというようにダブルの出費でゲストのお財布への負担があることが気になる 披露宴では大きなイベント等で楽しむのも良いけど当日久しぶりに会うゲストともしっかりと話したい フォーマルな感じではなくもっとラフなパーティーにしたいなどなど。色々な人と人との距離感を考えて、あえて1.5次会を選ぶカップルも多いようです。
■ リゾート婚・海外挙式をしたカップル
リゾートや海外で挙式をした後しばらくして、お披露目のためのパーティーのみを行いたいというパターンです。
一般的なパターンだと披露宴後に新婚旅行（ハネムーン）に行くということが多いですが、親族や特に親しい友人たちと旅行もかねて海外挙式にするというカップルは年々増えてきています。
海外挙式だけでなく沖縄などのリゾート婚などもあります。旅行会社や企画会社などもプランを設けており、国内外のリゾートでの結婚式と国内の1.5次会をセットにしたプランなどもよくあります。
リゾート婚が人気の理由は、第一に、旅行も一緒に楽しめてしまうことでしょう。
加えて、ウェディングドレスにスニーカーを合わせてガジュアルダウンしたファッションにしたい、友人などにブライズメイドやグルームズマンを頼んで一緒に結婚式を過ごしたいと思っても、なかなか国内では気が引けてしまうという方も、リゾート婚だと思いっきり出来るといった声をよく聞きます。
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既にリゾート地ですでに親族とは食事会で挨拶を済ませている 時間や費用的な面で大きな結婚式でないほうが良い 友人をメインにカジュアルな食事会にしたい
などのゲストの負担を考えたコンパクトさを求めるパターンが多く、1.5次会になることが多くなります。
もちろん披露宴を行う方もいますが、国内で挙式と披露宴を同時に行うカップルよりも準備がとても大変になるのは明白です。あまりにも挙式と披露宴の時期が離れているのも違和感を持つカップルも多く、日本でのお披露目をすっきりとさせたいというのも大きな理由です。
■ 入籍から時間が経って結婚式を挙げるカップル
例えば、授かり婚や仕事の関係で先に入籍をし、その後落ち着いてからお披露目として結婚式を挙げるというパターンです。
先にハガキなどでご報告などを済ませている場合もありますが、やはりお互いの周囲の人へ紹介するという場を設けるという意味合いが強いと思います。
また、入籍から時間が経っている場合に事前にお祝いをもらっている場合などには、一般的な披露宴でご祝儀をもらうことに抵抗を持つ方が少なくありません。
もちろんその場合でもお祝いを先に頂いた方へは別途連絡するなど方法もありますが、単純なお披露目という場を設ける場合に1.5次会のほうが気兼ねなくゲストを呼ぶことができ、またゲストも負担が少なく来やすいのではと考える新郎新婦も多いようです。
まとめ
1.5次会について少しでもわかったでしょうか？
これから結婚式をどうしようかと考えている方も、1.5次会の招待状をもらった方も、参考にしていただければ幸いです。
最近こういったケースが増えたのも「形にとらわれない、自分たちらしい結婚式をしたい」という想いの新郎新婦が増えたり、そういった多様性を周りが受け入れてくれるようになったり、と少しずつ人や環境が変化し、それが結婚式にも浸透してきたからだと思います。
ただ、変わらないのは「結婚式というお披露目の場が必要」であること、そして「人を祝いたい」という気持ちです。
同じ時間を同じ場所で過ごすのですからその場に集う、祝う側も祝われる側どちらにとっても大切な一日になるようにするには、少し心遣いと努力が必要だと感じています。
結婚式という素敵な場にいらっしゃる皆様にとって、幸せな一日になりますように！
おしゃれかわいいプロフィールムービーで生い立ち紹介を！
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